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変電所から送られてくる電気を、店舗やオフィスなどで利用可能な状態に変換する設備がキュービクル。新品で設置した場合、高額な導入コストがかかることから、最近では中古キュービクル市場も注目されています。
中古キュービクルのメリットやデメリット、購入の際の注意点などを確認してみましょう。
中古キュービクルとは、使われなくなったキュービクルを分解し、筐体やトランス、配電盤、各種スイッチ類などの中から、顧客の希望する仕様へと組み立て直したキュービクルを言います。必要に応じ、新品の部品を追加することもあります。
中古キュービクルの最大のメリットは、新品よりも価格が安いことです。新品のキュービクルの場合、KWに応じて200~600万円ほどの価格ですが、中古キュービクルの場合、その50~80%ほどの価格です。導入コストを大幅に抑えられることは、企業にとって大きな魅力となるでしょう。
部品の状態や組み立て業者の技術力にもよりますが、中古とは言え新品同様の性能と耐久性を持つキュービクルも少なくありません。価格が安くて性能・耐久性が新品同様ならば、コストパフォーマンスは大変良好と言えます。
中古でも新品同様の耐久性を持つキュービクルがあることは確かですが、少なくとも新品を上回る耐久性を持つことはありません。むしろ、新品よりも耐久性が低下する傾向がある点は了承しておかなければなりません。
中古キュービクルを再生させる業者は、常に多くの優良部品を確保しておく必要があります。また、キュービクルの組立作業に習熟した熟練の技術も必要となります。在庫確保が不十分な業者や熟練職人がいない業者が中古キュービクルを再生させた場合、その品質に問題が残る恐れがあるでしょう。
中古キュービクルの部品は、それぞれに耐用年数があります。たとえば5年使用された部品の場合、残りの耐用年数は5年減ると考えたほうが良いでしょう。購入の際には、かならず業者に残りの耐用年数を確認するようにしてください。
中古キュービクルを購入する際には、業者による保証書または試験成績表などの有無を確認しましょう。トランス(変圧器)の保証書もあれば、なお安心です。品質を約束する書類が一切交付されない業者には要注意です。
中古キュービクルの最大の魅力は導入コストの安さです。そうとは言え、安すぎる中古キュービクルも考えもの。相場の半額を下回るような中古キュービクルの場合、品質に疑問が残ることは承知しておいたほうが良いでしょう。
中古キュービクルは、新品よりも耐久性に劣る可能性はあるものの、導入コストの安さを考えれば大変魅力的です。さほど長い期間にわたって使う予定でないならば、新品よりも中古を購入したほうが合理的かもしれません。
キュービクルの導入には専門的な知識や判断が必要となるため、中古であれ新品であれ、まずは専門業者に相談するようおすすめします。
神奈川県や東京都、千葉県、埼玉県などのエリアを対象にキュービクル工事を行っている企業です。工場や商業施設、ビルなどをターゲットにしたキュービクル交換や新規設置、修理、部品交換、点検など幅広い事業を添加していることが特徴に挙げられます。
また、それぞれの企業に適したキュービクルや工事方法、仕様変更などを提案しています。工事はもちろん、問い合わせや納品まですべて自社で行うことによって中間業者を省いてコスト削減を目指しているため、費用を浮かせたい方にぴったりです。
株式会社正巧社は、キュービクルをはじめ、中古・新古のトランス、コンデンサ・モーターなどの卸販売・買取などに対応している企業です。
これまで培ってきた経験をもとに、トランス・キュービクルといった機器の提案にも対応していますので、どのようなものを導入使用か迷っている方も相談しやすいです。キュービクルは経年劣化による使用期限がありますが、新規や増減設備の見直しについても対応可能で、お客様の仕様に合わせてカスタマイズを行っています。
ニイクラ電工は、技術力と品質に優れた製品の提案を行っています。お客様の要望をヒアリングして、ニーズに合わせた完全受注生産で対応している企業です。完全受注で生産を行っていますので、入金確認後に製作に入ります。また豊富なキュービクルの在庫取り揃えていることが強みの1つ。
落雷や台風となどの自然災害等による突発的なトラブルが起こると、停電してしまうことがあります。しかし、ニイクラ電工なら豊富なキュービクルの在庫が取り揃えられているので、スピーディーな作業に対応できるのです。また、販売以外にもレンタルサービスも行っているのも特徴に挙げられます。
企業がキュービクルを所有する場合、基本的に自社で保有することになります。その場合、点検や修理などに費用が発生する点も覚えておかなければなりません。
キュービクルを設置する際には、電気主任技術者を選んで定期的に保守点検を実施する必要があります。その場合、継続的に保安管理費用が発生します。
その他には、経年劣化による事故を予防するため修理費や修繕費も必要です。高圧電力を扱うキュービクルに用いる部品は高額で、寿命を迎えたものはその都度修理や交換を行う必要があります。
キュービクルを自社所有するためには、波及事故のリスクについても把握しておく必要があります。波及事故とは、ある場所で事故が発生した際に、そのエリアや近隣を停電させるなど電気設備に影響が及んでしまうことを言います。一般家庭など低圧電力を扱っている場合は、事故発生の可能性は低く、影響する範囲も狭いことから大きな問題にはなりにくいです。
自社所有しているキュービクルが漏電や放電事故などを起こすと、同じ配電用変電所を利用している会社や信号機などに影響を与えることがあり、社会問題に発展する可能性があります。
中古キュービクルの価格は、使用する中古部品の割合によって異なります。最も安くできるのは、各部品をすべて中古部品にするプランです。
しかし、中古キュービクルの部品はすべてを中古品にする必要はありません。部品の中でも特に高価な部品のみを中古にすることも可能。逆に重要な部分のみを新品にして他は中古部品を使用するというオーダーもできます。例えば、「トランスやコンデンサのみ中古でその他は新品にしたい」などの要望が可能です。
コスパや安全性、予算、使用想定年数、使用状況、今後の使用予定容量などを考慮して、最適なキュービクルを設計してもらえるから無駄がありません。重視するものによって、柔軟に対応してもらえ、価格を抑えられるのが中古キュービクルの魅力と言えます。
※このサイトで取り上げている電気工事会社の中で、公式サイトでキュービクル工事について説明している神奈川の会社(15社)のうち、コスト削減の方法について掲載していた3社を紹介します。
※2021年3月調査時点