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ここでは、高圧ケーブルの耐用年と劣化に伴うリスクを解説します。高圧ケーブルによる事故を防ぐ方法も紹介します。
高圧ケーブルは、高圧受電設備に電力を供給している設備です。高圧ケーブルには3本の電線を1本にまとめたCVケーブルと、3本の電線を縒り合せたCV-Tケーブルがあり、電力会社との財産責任分岐点からキュービクルまでを結んでいます。
高圧ケーブルは、主に架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(CVケーブル)です。CVケーブルは耐候性に優れていますが、水に弱いのが欠点です。以前のCVケーブルは水への耐性が低かったため、劣化現象によってケーブル事故が多発していました。
しかし、近年は耐久性も改良されており、CVケーブルも水に強くなってきています。
高圧ケーブルによる事故にはさまざまなリスクが伴うため、1980年以前のCVケーブルを使用している場合は絶縁抵抗値の測定を行うなど対策が必要です。
高圧ケーブルの耐用年数は、屋内の場合20年~30年、直接埋設や、屋外ピット敷設の場合は10年~20年が目安になります。耐用年数は製造年と状況にもよりますが、水の影響がある場所ほど耐用年数は短くなります。
高圧ケーブルの安全性や信頼性の面から、20年経ったケーブルは更新するほうが有利と考えられます。
また、高圧ケーブルの耐用年数が過ぎた場合、ケーブル単体ではなく設備全体で計画的に更新するほうが良い可能性があります。
地中や建物内に配線された高圧ケーブルは、目視で確認するのが困難です。そのため、より故障のリスクが高く、突然停電を引き起こす可能性もあります。高圧ケーブルが劣化や腐食をすると、損傷して停電が発生。その波及事故によって周辺一帯を停電させるケースもあるので危険です。
また、老朽化によってケーブルが焼け、漏電事故が発生することもあります。
停電を復旧させるには高圧ケーブルを交換しなくてはならず、作業には長い時間を要します。
高圧ケーブルによる事故を防ぐには、定期的な更新が有効です。
設備の事故の多くは高圧ケーブルが原因で発生しており、定期的な保守点検と更新が必要だと考えられます。
CVケーブルの状態は目視では確認しづらいため、更新が推奨される年数と点検の結果を目安に設備の更新を行いましょう。管理者と相談しながら、適切なタイミングで更新することが重要です。
※このサイトで取り上げている電気工事会社の中で、公式サイトでキュービクル工事について説明している神奈川の会社(15社)のうち、コスト削減の方法について掲載していた3社を紹介します。
※2021年3月調査時点