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キュービクルの塗装は再塗装すべきなのでしょうか。ここでは、塗装の劣化を放置した場合のリスクと、再塗装の流れなどを解説しています。
キュービクルの塗装の劣化を放置すると、思わぬトラブルにつながるリスクがあります。
ここでは、キュービクルの塗装の劣化を放置するリスクを解説します。
キュービクルの塗装の劣化を放置していると、露出した金属部分がさびて腐食する恐れがあります。腐食が進行すると穴が開き、内部に雨水や害虫が浸入する可能性があります。穴から雨水や害虫が浸入すると、内部の回路がショートする危険があるのです。
回路がショートしてしまうと、回路を交換するまで施設全体の電気が使用できません。電力供給ができなければ、大きな機会損失につながる可能性もあります。
穴が開いて回路がショートするリスクを回避するためにも、メンテナンスと再塗装が重要です。
穴が開いたキュービクルに雨水が浸入すると、漏電の可能性も高まります。また、キュービクルの内部に雨水が浸入すると、侵入経路を介した周囲にも漏電リスクが高まるのです。
漏電事故で恐ろしいのが、波及事故です。波及事故は、事業所の電気設備の故障に伴って、停止した配電線に接続しているほかの事業所も停電を引き起こす事故のことをいいます。波及事故が起きた場合、他の事業所から多額の損害賠償を請求されることも。自社の損害に加えて、大きな損害につながりかねません。漏電リスク・波及事故に備えるためにも、キュービクルの再塗装は必要です。
キュービクルを再塗装する流れは、以下の通りです。
まずは下処理のためにキュービクルのサビを取ります。サビの進行を食い止めておかないと残ったサビが内部で侵食してしまい、塗装を塗りなおしてもすぐに浮いたり剥がれたりしてしまいます。
古いサビを落とすには、サンドペーパーや電動工具などを使用します。深い部分まで腐食が進んでいる場合は、削った後にパテを使って形成しなければなりません。
サビを削る工程の手を抜くと短期間で塗装が剥がれてしまうため、長期間維持させるためにも丁寧に施工しましょう。
サビを取った後に、サビの発生リスクを抑えるためにサビ止めを塗装しておきます。下塗りすることで、上塗りした塗料の持ちも良くなります。そのため、キュービクルを再塗装する回数も減らすことが可能です。
再塗装の回数を減らすことでコスをも削減できるでしょう。
下地にサビ止めを塗装したら、仕上げ塗装を行います。仕上げ塗装には高耐久塗料を使用することで、紫外線や雨などのダメージからキュービクルを保護します。
一般的な塗装の回数は、2回塗りです。業者に塗装を依頼した際は、見積もりを確認し、塗り回数を確かめておきましょう。
キュービクル塗装は、5~8年が耐用年数といわれています。使用する塗料や環境によっても耐用年数は異なります。海の近くなどでは、潮風の影響で腐食のペースが速まることもあるでしょう。そのため、詳細は依頼する業者に確認し、環境に合った塗料を取り扱う業者に相談しましょう。
キュービクルの塗装にかかる費用は、キュービクルの状態や使用する塗料によって大きく変わります。その為、明確な費用の目安はありません。サビの状態がそれほど悪くなければ、サビを落とす作業に手間がかからないため低コストで施工できます。一方で、サビの状態がひどいとサビを削ったりパテで埋めたりする作業が必要であるため、費用は高額になるでしょう。
塗料については、高性能なものを選ぶと、コストはかかります。しかし、塗料の性能は耐久年数にもかかわりますので、コストと耐用年数のバランスを考えて選びましょう。
キュービクルに使用する塗料は、大きく分けると2種類です。サビ止め用の下塗り塗料と、仕上げ用の塗料があります。
どのような塗料を使うのかは、業者の見積もりで確認できます。しかし、なかには見積もり書に記載されていないケースもあるので、問い合わせるなどして必ず確認しておきましょう。
耐久性が高い塗料ほど価格も高い傾向があるので、1年あたりのコストを考慮して選ぶと良いでしょう。
下塗り用の塗料は、防食性・接着性に優れているのが特徴です。油性・合成樹脂・フェノール樹脂・エポキシ樹脂などの塗料がありますが、一般的にキュービクルに使われているのは、エポキシ樹脂です。
仕上げ用の塗料には、シリコンやフッ素などがあります。キュービクルには、耐久性の高いフッ素塗料が多く使われています。フッ素系の塗料は酸性雨や紫外線に強く、汚れが滑りやすいのが特徴です。耐久性も高く、15~20年の高耐久となっています。
※このサイトで取り上げている電気工事会社の中で、公式サイトでキュービクル工事について説明している神奈川の会社(15社)のうち、コスト削減の方法について掲載していた3社を紹介します。
※2021年3月調査時点