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このページでは、キュービクルの寿命についてまとめています。劣化を放置するとどんなリスクがあるのか、危険性やメンテナンスの重要性、劣化を防ぐポイントについてもまとめました。
法律で定められたキュービクルの耐用年数は、10~15年。15年以上利用できるものもありますが、長くても20年が限度です。安全性・安定性を保つためにも、寿命を迎える前に入れ替えを検討しましょう。
キュービクルの劣化を放置していると、漏電事故につながる恐れがあります。屋外にキュービクルを設置している場合、雨風によって外箱やケーブルが劣化し、そこから雨やほこりなどが侵入して漏電を起こす場合があるのです。屋内設置の場合でも清掃が行き届いていないまま劣化すると、埃などが蓄積して漏電事故につながります。漏電から火災に発展する恐れもあるため、キュービクルの劣化が見られたら速やかな対処が必要です。
漏電事故や火災を起こさないようにするためにも、キュービクルの定期的なメンテナンスは必須です。特にキュービクルを耐用年数以上に使用しようと考えているなら、定期的なメンテナンスと劣化部分の修繕は必ず行いましょう。キュービクルを設置している施設では、電気主任技術者が定期的に点検を行うことが義務付けられています。稼働中、稼働停止のいずれの状態でも内部をしっかりと点検して、修繕箇所があれば速やかな対処が必要です。
キュービクルは、屋内に設置することによって耐用年数がアップする可能性があります。屋内であれば常に雨風や紫外線などにさらされることがなく、急速な劣化を防げるからです。本来、屋外に設置するために設計されているキュービクルですが、少しでも寿命を延ばしたいのであれば屋内に設置するようにしましょう。どうしても屋外にしか設置できない場合であっても、雨風や日光が直接当たらないよう屋根などを設置すると、キュービクルの寿命を延ばせる可能性があります。
※このサイトで取り上げている電気工事会社の中で、公式サイトでキュービクル工事について説明している神奈川の会社(15社)のうち、コスト削減の方法について掲載していた3社を紹介します。
※2021年3月調査時点