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ここではキュービクルそのものや工事費用をできる限り抑える方法について紹介しています。
キュービクルの導入費用を抑えたい場合、工事費用を抑えるのではなく、本体費用を抑える方法があります。その方法が中古キュービクルの活用です。使用しなくなったキュービクルを再利用して、再生品のキュービクルを設置します。まだ新しいものや使い込んでいるものなど、使用感はそれぞれ。部品を選別すれば、ニーズに合うキュービクルの構築が可能です。
すべての部品を中古で賄う場合は最も安くなります。すべてを中古にしなくても、「トランスのみを10年から5年以内の中古のトランスにする」など一部だけを中古にして他を新品部品にしたり、多くは中古でも一部に新品を取り入れたりと新品部品を組み合わせることも可能。予算と品質のかねあいを考慮して、最適な設計を提案してもらえるのが、中古キュービクル活用のメリットです。
例えば、新品のキュービクルで「本体費用330万円、更新工事50万円、合計380万円」の場合に中古キュービクルを活用すれば、「本体費用200~240万円、更新工事50万円、合計250~290万円」に抑えられます。工事費用を抑えるより大きなコスト削減が可能です。
レンタルは初期費用(購入費・設置工事費)を丸々カットできるという大きなメリットがあり、導入後に必要な費用も、月々のレンタル代だけという会社が目立ちます。
契約期限前の途中解約もできるうえ、メンテナンスの費用や人員もレンタル会社が負担するので、その分の出費は大きく抑えられることでしょう。
ですが、そうした手厚いサービスが受けられる反面、月々のレンタル代は高額になりますので、キュービクル使用期間が長いのであれば、他の方法を検討する必要があります。
レンタルでは費用が嵩むけど、自社で設置できる資金が無い、という場合には、キュービクルのリース(アウトソーシング)を検討してみましょう。
リースの場合もレンタル同様に、設置時の工事はもちろん、保安点検や修理、不要になった場合の撤去もお任せできます。さらに、レンタルよりも長期間の契約になるため、月ごとの支払い額はレンタルよりも安価に設定されます。
一方、レンタルとは違って途中解約ができないため、定められた期間内は、不便であっても廃業しても規定のリース費用が発生してしまいます。
既存のキュービクルを買い取ってそのまま運用し続けるアウトソーシングも考え方としては同じ。
どの方法が自社に合っているか、設置業者に相談すると良いでしょう。業者によってはローン払いに対応してくれることもあります。
※このサイトで取り上げている電気工事会社の中で、公式サイトでキュービクル工事について説明している神奈川の会社(15社)のうち、コスト削減の方法について掲載していた3社を紹介します。
※2021年3月調査時点