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キュービクルの設置についてお悩み・お困りの方は、個別具体的な事例を見て検討を進めるのがよいでしょう。ここでは実際のキュービクル設置事例について紹介します。ぜひチェックして参考にしてください。
千葉県内にある公共施設でキュービクルの新規設置を行った事例では、ガスエアコンを電気に変更するという目的からトランス増設となり二次変電設備の施工を行っています。「高圧危険」「危険」などの表示も施しており、安全に配慮した設置工事となっています。
参照元:キュービクル必殺工事人(https://www.cubicle.jp/flow_gallery/gallery-2267-96435.html)
愛知県名古屋市にある、中部電力委託工事店による施工事例です。顧客から「大阪で使用していた機械設備を名古屋で使用することになったため、名古屋で利用できるよう電気設備の更新をしてほしい」というオーダーを受けて実施しました。既設幹線の上にメッセンをはり架空配線し、新しい機械設備のケーブルを配線しています。
既設が二面構成のキュービクル(高圧受変電設備)であったことから、トランス容量を増設するためにはそのままでケースに収まりきらなかった事例です。通常であれば別の場所にケースごとキュービクルを増設することになりますが、スペースの問題と新たな高圧スイッチやケーブル工事などが必要になり工事費がかさんでしまう・余計な設備が増えることで複雑になってしまうなどのリスクから、キュービクルケースを一面増設し、三面構成に仕上げています。
埼玉県さいたま市にある顧客の電気主任技術者から「老朽化したキュービクルと高圧ケーブルを一新したい」というオーダーを受けた案件の事例です。事前に調査をした結果、経年劣化が進行していることが確認できたため、ほぼ全ての高圧設備機器を交換する必要があると判断しました。中長期的に安定稼働させること・安全性を確保することを目的とし、全面的なキュービクル更新工事を実施しています。
参照元:KODEN(https://electrical-engineering.koden-kk.co.jp/casestudy/cubicle-work/casestudy-2752/)
キュービクルを改修したり交換したりする際に押さえておきたい重要なポイントについて解説します。いずれもキュービクルへの投資を成功させるために欠かせないポイントになりますので、ぜひ覚えておくことをおすすめします。
これはキュービクルの設置に限らずですが、設備投資には「中長期的目線」と「対症療法」の2パターンがあります。資金の兼ね合いで足元の短期的対応しかできないような場合であれば対症療法的な修繕投資をすることになりますが、できることなら現在だけでなく将来までを見据え、電力需要や使用状況を正確に把握したうえで必要な機能や容量を適切に設定することが望ましいです。過小・過大な設計はコスト増加や運用トラブルのもととなりますし、短期的な修繕に留まらせてしまうと近い将来再度修繕しなければならなくなることも少なくありません。
修繕や交換が完了したあとは必ず契約書や計画の内容通りに仕上がっているかどうか、不具合や傷がないか、動作に問題がないかなどを必ず確認するようにしましょう。あとからトラブルになっても大丈夫なように保証書や説明書を受領しておくことも非常に重要です。信頼できる業者に依頼することは重要ですが、丸投げ・任せきるのではなく、きちんと自分の目で見て確認することが必要です。
キュービクルの設置や交換プロジェクトを成功に終わらせるためには、業者選びをきちんと行うことが重要です。信頼できる業者が選定できれば一緒に設置までの詳細な計画を練り上げ契約締結を進めましょう。工事範囲やスケジュール感、コスト、設置の方法などを綿密に計画する必要がありますので、専門的な知識や豊富な実績を持っている業者を選ぶことが望ましいでしょう。
※このサイトで取り上げている電気工事会社の中で、公式サイトでキュービクル工事について説明している神奈川の会社(15社)のうち、コスト削減の方法について掲載していた3社を紹介します。
※2021年3月調査時点